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TRPGシナリオ館

自作TRPGシナリオを無料で公開しています

【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】狂惑の輪廻【補足資料類】

補足1:資格剥奪の経過

このシナリオでは、次第に社会契約を喪失して孤立していく様を探索者に味わってもらうのが目標である。そのため、1日目に携帯電話やタブレットなどの端末が通信回線を失い、続いて2日目にクレジットカードと銀行通帳などの金銭的手段が分断される。さらに3日目に行政上の身分証が失効し、4日目には職場を退社していることがわかる。最終的に5日目に自宅を喪失することで、探索者は二度と本来の自分との接点を得ることができなくなるのだ。こうなれば、強制的にエンディング4「新しい人生へ」に到達する。

 

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【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】狂惑の輪廻【シナリオ終盤】

自宅への再突入

これが最後のイベントへのトリガーとなる。たとえ管理人に警戒されていようとも、最後には押し通ることも可能だ。部屋に押入られた時の箱を探す目的で自宅に侵入すれば、そこで一定の時間をかけて箱を発見することができる。探索者が丁寧に突入タイミングを調整する姿勢を見せていない限り、それを発見すると同時に玄関の扉が開き例の新しい自分が登場する。

これを避けるためには、〈聞き耳〉で接近に勘づき、〈跳躍〉か〈登攀〉あるいはDEX×5で手早く箱を回収したのち〈隠れる〉で室内に隠れるか、DEX×5で部屋から逃げ出すとよい。以下に逃げ出した場合の展開とここで遭遇した場合の展開を整理する。ここで相手に遭遇すると、不利ながら交渉によって問題を解決することができる。しかしベストエンドに到達するためには、ここで逃走することが推奨される。

 

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【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】狂惑の輪廻【シナリオ中盤】

怪しい人物

なんらかの形で警察署にたどり着いたとき、あるいは警察に捕まらないように振舞っていた場合には、駅などで掲示板を見る場面を設ける。これがシナリオ全体の結節点になる。つまり、探索する対象は自分自身ではなく、こんな面倒なことを仕掛けてきた他人であることに思い至らせるのである。

 

重要情報(頃合いを見て技能なしで提供)

一枚の張り紙が目に入る。どこかで見たことのある老いた顔。行方不明とのことだ。いるべき誰かがいないのと、いるべき誰かが二人いるのと、どちらが不幸なのだろうか。そのいなくなった人のスペースに、私を入れてもらうわけにはいかないのだろうか?

 

 

技能行使:〈アイディア〉 対象:張り紙

誰かが私の存在位置に入ってきたなら、誰かがいなくなっていてもおかしくない。質量と同じように、人間量は保存するのだ。とすれば、この見覚えのある顔にこそ、ヒントがあるのではないだろうか? その顔をどこで見たのか、思い出さなければならない。ひょっとすると、解決の糸口は私がいた「私」という地位にはなく、この人にこそあるのではないか?

 

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【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】狂惑の輪廻【シナリオ序盤】

プレイヤーの情報

玄関先での行動

チャイムを連打したり、扉を叩いたり、なんらかの騒ぎを起こすと、しばらくして警察が駆けつける。この場合、錯乱した人物として警察に連行されることになる。この場合自宅玄関で騒ぎを起こしたものとして処理し、以降自宅に接近する際にペナルティが生じる。

 

技能行使:〈信用〉〈言いくるめ〉 対象:警察官

入れ替わった謎の人物に扉を開けさせることができる。相手はすでに運送業者のユニフォームから着替えており、迷惑な精神錯乱者が玄関を叩いていたと主張する。電話の履歴やユニフォームなどの物的証拠をもとに自分が本物だと主張したとしても、電話の履歴は逆に「わたしがかけたら君が現れたんだ」と応じられ、ユニフォームはすでに処分されており、何の証拠もない。

  

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【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】狂惑の輪廻【ホーム】

推奨プレイ人数 1〜3人

プレイ時間 テキスト5時間程度

舞台 現代日本、他

テイスト 不条理ホラー

 

はじめに

このシナリオは現代日本を舞台にした1〜3人用のシナリオである。プレイ時間はテキストで4〜5時間程度を想定している。現代日本を前提としているものの、このシナリオを他の舞台に動かすためにはそう大きな改変は必要ない。キーパーはいつでもこのシナリオを自分の卓に持ち込むことができるだろう。

一人でプレイする場合には、そのプレイヤーが被害者となる。複数人でプレイする場合には、プレイヤーの一人かNPCが被害者となり、NPCの場合には登場したのがNPC本人なのか、それに入れ替わった謎の人物なのかわからない演出などを加えるといいだろう。

 

シナリオの概要

探索者の自宅にもう一人の自分が現れる。不条理な物言いの末に追い出された探索者は、この自分にそっくりな存在の正体を暴き、生活の平穏を取り戻さなければならない。

 

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【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】ナンとカレーなダンスを!【補足情報・人物】

アジェイ

STR 15 CON 10 POW 10 DEX 15 APP 16

SIZ 14 INT 12 EDU 15 SAN 50

実業家 29歳 男

芸術(ダンス)80 運転(自動車)40 運転(インド象)30

経理50 製作(カレー)30 信頼60

 

デリーの青年実業家。普段は高級車を乗り回し、プール付きの邸宅で豪華な暮らしをしているが、ときには庶民風の、もといインド風の生活を送りたくなり、道楽に田舎町にやってきた男。美しい踊り子のアニラに一目惚れして、彼女を口説き落としたのだが、その父に交際を反対されている。この村では正体を明かしていないが、探索者で経済界に明るい者がいれば、知識ロールに成功すればその正体を知ることができるかもしれない。

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【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】ナンとカレーなダンスを!【シナリオ後半】

恋路を邪魔するアニラの父

さて、アジェイの申し出を受けると、アジェイは早速アニラの父親について説明してくれるだろう。アニラの父親はこの地域の司祭で、その性質上自らの娘をよそ者と結婚させるわけにはいかないと強く反対しているのだ。

ここでアニラの家に全員揃って様子を見に行くべきだ。父親がいかにも厳格な様子で「アニラにどこをほっつき歩いていたんだ、また男と会っていたんじゃないのか」と声を荒げるのを聞くことができる。一方のアニラも勇ましい娘であり「そうだったとしてお父さんに文句を言われる筋合いはないわ」などと強がって見せるだろう。その意味では似た者親子である。

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